こんにちは。
編集部員の佐久間です。
今回私の出身校である「東京家政学院大学 人間栄養学部」の産学連携の取り組みについてお伝えします。
楠公レストハウス×東京家政学院大学調理学研究室×鹿児島大学水産学部×日本デルモンテ株式会社
管理栄養士を目指す東京家政学院大学人間栄養学科4年生の8人が、鹿児島県産の深海エビと キッコーマン食品株式会社(日本デルモンテ株式会社)様よりご提供のオリーブオイルを使って栄養バランスの良い一汁三菜の和食御膳「ヒゲナガエビ添え 鶏肉のみぞれ煮御膳」のメニューを考えました。
主菜は消化を助ける大根おろしを使い夏向きにさっぱりと仕上げ、副菜にはパプリカ、ズッキーニ、モロヘイヤなど栄養価の高い旬の夏野菜と新鮮なエキストラバージンオイルを使用しました。また、甘みの強いヒゲナガエビを揚げる、炒める、はさみ焼きと異なる3種の方法で調理しました。
この企画をはじめ献立作成等では、楠公レストハウス総料理長の安部憲昭氏のご指導をいただきました。魚介類等の活用は鹿児島大学水産学部のアドバイスをいただきました。オリーブオイルは日本デルモンテ株式会社様よりご協賛いただきました。
8月5日(月)〜8月11日(日) 11:00~14:00 期間限定 in 楠公レストハウス お品書き ・ヒゲナガエビ添え 鶏肉のみぞれ煮 ・れんこんとエビのはさみ焼き ・エビと夏野菜の炒め物 ・モロヘイヤのお浸し ・麩と三つ葉のお吸い物 ・香の物 ・ご飯 (ドリンクバー付きで税込み 1100 円)
未利用魚、低利用魚のことをご存知ですか?
未利用資源とは認知度が低い、サイズが不揃い、漁獲量が少ないなどの理由から流通できずに海上投棄されている魚のことです。たとえば鹿児島県の錦江湾は全国的にも珍しく内湾にして水深 200m 以上の深海部があり、深海性魚介類が沢山入網しますが、その多くは 美味であっても海上投棄されています。私たちはその未利用魚の有効 利用策について鹿児島大学水産学部と一緒に研究しています。今回のヒゲナガエビも、地元では“たかえび” の名で親しまれているものの、全国的には知名度の低いエビのひとつです。
エキストラバージンオリーブオイルについて
主に地中海地方で好んで用いられ、果肉からの風味が豊かで酸化もしに くく調理性に優れています。またオイル中のオレイン酸には悪玉コレステ ロール値を下げる働きがあり、動脈硬化・心疾患などの生活習慣病を予防、 改善する効果が期待できます。今回はオリーブオイルのフルーティーな香 りとさっぱりとした口当たりを和食のお料理に活かしました。
楠公レストハウス
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本企画の問い合わせ 東京家政学院大学 人間栄養学部 大富03-3262-2251