こんにちは
編集部員の石垣桃子です!
「これらの特色を持つ地域。どこにあるか分かりますか?」
- 環境省の名水部門で全国一位!
- りんご栽培が可能な日本最南端・みかん栽培の日本最北端の地域
- 日本の本州で初めて落花生を栽培した地域
- 日本全国の桜の塩漬けの原材料の約80%が、同市の八重桜
ヒントは
神奈川県!
唯一の盆地であり畑作地域
正解は
神奈川県秦野市です。
今回、この秦野市の豊富な新鮮野菜や農産物・加工品を販売するJA直売所「じばさんず」にお伺いしました。
地元の採れたて食材
県内最大規模の売り場に、1000軒以上の農家から出荷された豊富な新鮮野菜や農産物・加工品を、毎日元気に販売しています。朝採りの野菜コーナーや秦野特産物のさくら漬け、農家の昔ながらの加工品や草花・鉢物などなど、豊富な品揃えです!
直売所は「新鮮さ」が魅力的❗️
お店には毎朝、地元の農家さんが運び込んだ採れたての食材が一斉に並べられます。
”新鮮”な食材は味がいいだけではなく栄養価も高いのが直売所の良さの一つ。
自然が育てた食材の味を味わうことができます。
秦野市は日本でみかんが栽培できる最北端の地域
「じばさんず」では学校給食に地場野菜を提供したり、直売所スペースに「じば農園」を開園しての園児の食農教育に取り組んでいます。
まさに地域の食農の中心を担う「じばさんず」
圧倒的な苗の種類の多さ
秦野市は丹沢の山並みを背中に目の先には相模湾にも近く、箱根、新宿にも近い土地柄から、地方から移住される方が多い地域。そのため生まれ育った土地の野菜を作る農家さんも多く、「じばさんず」には多くの種類の苗が揃っています。
茄子の種類もたくさん!
つるもちのよいキュウリ「夏すずみ」
純白の白ゴーヤまでが並びます。
さらに今回じばさんずんの方に教えてもらったのが
接木(つぎき)している苗の多さ!
接木をすると病気に強く丈夫に育ちますが、技術的にも難しく手間もかかるため、ホームセンター等ではほとんど接木せず販売するのが通常。プロの農家さんも「じばさんず」に苗を買いに来るというのも頷けます。
今回、特別に接木をしている農家さんの現場も拝見させていただきました。
ハウスの中、一面に接木された苗。
生花もズラリ!高い栽培技術
秦野市はかつて「タバコ」の産地として知られ、秦野葉は日本三大葉タバコの一つとして名を高めていました。330年の伝統をもつ葉タバコづくりを中心に冬作は麦、菜種、夏作は落花生、陸稲など普通作との輪作体系が長い間行われてきました。しかし、1960年代後半になり急速な都市化の進展により農業経営も都市型農業へと方向が変わり、1984年(昭和59年)を最後に伝統的な葉タバコはすがたを消しましたが、その後は葉タバコづくりの高い生産技術を活かし、カーネーション・薔薇・菊などの生花の栽培が盛んになっている地域です。
店内には旬の花がこの写真以外にもたくさん並んでいました!
また、秦野市は環境省の『名水百選』のおいしさが素晴らしい名水部門で日本一に選ばれた土地でもあります!
秦野市の地下には約2億8000万tの地下水が流れ、その量は芦ノ湖の1.5倍。
農作物に欠かせない水が、日本一おいしい水で育っている秦野の農作物!
「じばさんず」で買い物できる方が本当に羨ましいです!
次回の記事ではさらに落花生、大豆、八重桜(桜の塩漬け)といった秦野市の名産品について書きたいと思います。
じばさんず ■所在地 〒257-0015 神奈川県秦野市平沢477 ■TEL 0463-81-7707 (直) ■交通アクセス 東名高速道路「秦野中井インター」から車で約10分 国道246号線「堀川入口交差点」角 JAはだの本所 ■営業時間 9:00~18:00(一部変更になる場合がございます) ■定休日 毎月第2火曜日、1月1日~3日 ■駐車台数 250台