こんにちは!
編集部員の石垣です。
先日、公益財団法人ダノン健康栄養財団の藤本様とお互いの食育活動について打ち合わせをおこないました!
「みなさんはダノンと言えば何を思いつきますか?」
やっぱりヨーグルトですよね!
グローバル食品メーカー ダノン様の会社理念は
「利益を還元し、信頼関係を築くための様々な取り組みを行う」
この活動のひとつが、ダノン健康栄養財団がおこなう食育活動です。
公益財団法人ダノン健康栄養財団は、フランスに本部を置く非営利組織ダノン・インスティテュート(Danone Institute)の15ヶ国目の組織として設立されました。当財団は設立以来、健康と栄養に関する情報を社会に提供し、人々の健康増進に貢献することを目的としております。
公益財団法人ダノン健康栄養財団の藤本 奈巳様(左)
★ダノン健康栄養財団の主な活動
①学術助成事業…栄養と健康に関する優れた研究に対する助成です。
②研修事業…日本栄養士協会と共催で、管理栄養士・栄養士を対象に最新の科学的情報をテーマにフォーラムを開催されています。
ダノン健康栄養フォーラムの様子
③食育情報事業…WEBサイト「ごはんだもん!げんきだもん!」の運営、教育の場での食育講座、スポーツ栄養セミナーを行っています。
教育現場での食育講座の様子
WEBサイト「ごはんだもん!げんきだもん!」
ダノン健康栄養財団では、スポンサーであるダノンより活動予算の寄付を受けて食育活動をおこなっていますが、ダノン商品の宣伝やPR、ヨーグルトを特別に推奨するような内容を含まないのが特徴的です。人々の健康増進に貢献する食育活動を大切にされています。
★藤本様より
教育現場での食育講座では、管理栄養士が科学的な視点から「早ね・早おき・朝ごはん」又は睡眠と朝食についてをお話しています。自分の体の中で食べ物がどう代謝されるのか、”何故”を管理栄養士が話をすることで、生徒さんは興味津々で聞いてくれます。子供たちが成長した後に、自分の力で食材を選べるようになってもらえるように心がけています。
特に成長期の子供にとって睡眠と朝食がいかに大切かを理解してもらった上で、日々継続することが大切だと感じております。
早寝・早起き・朝ごはんが大事というのは分かっていても、それが自分のことだと意識しない子がまだまだ多いので、こちらも同じ講座の内容でも、自分のことだと感じてもらえるように常に工夫しています。
例えば、食育講座の冒頭で
「将来の夢は何ですか?」と聞いてみる。
手を挙げた何名かに夢を語ってもらう。
「パイロットになりたい」「サッカー選手になりたい」「世界1周したい」など様々。
夢を叶えるために、今から取り組めることは何か考えてもらう。
そして全員に
「どんな夢でも自分が健康でないと叶えられないこと」「今から丈夫な身体を作っておくこと」の大切さを最初に意識してもらう。
そうすると、みんな目を輝かせながら講座を聞いてくれます(笑)
また、”ダノン”としてではなく、公益財団としてもっと活動を広めていきたいが、人的・予算等で限界もあるので、積極的に他の食育団体とも連携して一緒に活動していきたい、とお話をいただきました。
藤本様のお話は参考になる内容ばかりで、
小・中学校での食育講座では、科学の視点からアプローチするのが保護者にも好評ということや、表やグラフを使った解説やデータを用いた相関関係など、今後の生徒に対するアプローチの参考になりました(^^)
今後の食育活動の連携について
現在、NPO日本食育インストラクター協会においては、地域・行政と連携してボランティアで食育講座を開催している食育インストラクターが大勢います。その講座でダノン健康栄養財団様が監修・発行している「早寝・早起き・朝ごはん」のテキストブックを使って、食育講座をおこなっていくことが決定しました。テキストブックを食めぐ編集部で管理し、全国の食育インストラクターの食育講座に合わせて運営していく予定です。
藤本様の「食育」についてお話しされる姿が本当に素敵で1日ずっとお話していたくなりました。
ダノン健康栄養財団様は中目黒、食めぐ編集部は隣駅の恵比寿です!交流会なども是非開催したいですね!これからも継続的に一緒に協働しながら食育推進事業をおこなっていきたいと思います💪。