『ほろほろ&栄養満点!鶏肉と根菜の煮物』
味のしみしみした煮物が食べたい時におすすめ!栄養バランスもよく、時間が経つとより味がしみるので、作り置きしてお弁当にもぴったりです!
作ってみて、煮物は和食の代表的な存在なので食材や調味料のおいしさを最大限に活かすように意識していましたが、まだまだ改良点はありそうです。いやあ、奥が深いですね!
<材料>
鶏もも肉 1枚(300g程度)
大根 300g
にんじん 120g
ごぼう 80g
水 200ml
酒 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
<作り方>
①鶏肉は一口大に切り、塩をひとつまみ全体にふりかけておきます(鶏もも肉でも胸肉でも可、もも肉の方が全体的にコクが出る印象)。
②大根は水洗いをして、なるべく皮ごと厚めのいちょう切りにします。
③にんじんを水洗いして、こちらもなるべく皮ごと乱切りにします。
④ごぼうはアルミホイルで泥を落とす程度に水洗いし、麺棒や包丁の刃で少し押し付け繊維をほぐしてから3-4cm幅に切ります。
⑤鍋に油をひき、大根、にんじん、ごぼうを5分ほど弱火〜中火の間くらいの火力で炒めます。
⑥根菜たちに油が馴染んだら鶏肉を入れ、酒、砂糖を加えて上記5と同様の火力で5分ほど炒めます。
⑦水を加えて加熱し、煮立たせます。灰汁が出るのですくい取りましょう。
⑧灰汁が少なくなったらしょうゆとみりんを回し入れて落とし蓋をし、弱火でじっくりと煮込みます。
⑨味見をしつつ、野菜が好みの硬さになったら完成!(野菜が好みの柔らかさになるまで煮る時間は調整してください)
<調理のポイントや改善点>
・大根、にんじんは調理時間の短縮と味を沁みこませやすくするために下茹でをする方法もあります。そしてなるべく皮ごといただきたい所。
・ごぼうはアルミホイル等で表面の泥を軽くこすり洗いする程度にし、あまり皮を削りすぎないことで皮付近の栄養も摂取します。
・ごぼうは材料を切る順番としては最後に回し、ポリフェノールの流出を軽減するため水にさらす時間を1~2分程度にします。切る際には包丁の腹などで少し押しつぶして繊維を柔らかくすることで味を沁みこませやすくします。
・鶏肉は根菜類と煮込むと火の通る時間差により固くなるので、先にさっと炒めてから一度取り出し、調味料の半量とからめておくと味がしみる。野菜類に火が通ったタイミングで戻して煮込めば固くならずに済みます。(上記手順の⑧あたりで戻す)
・しょうゆやみりんは早い段階で入れてしまうと風味が飛んでしまうので⑦の段階で半量、⑧の段階で半量…という具合に段階に分けて加えるとよいかと思いました。(※鶏肉を別で炒めて調味料の半量を沁みさせておく場合は⑦は不要)
photo&recipe by 楽食亭こんぺえ