二十四節気の食ネタについてお届けします。
『立春(りっしゅん)』
2024年2月4日(日)は立春(りっしゅん)の日。期間は2月4(日)から2月18日(日)まで。
立春は二十四節気の第1節目、最初の節気。春の始まりとされる日です。
暦には二十四節気のほかに、季節の移り変わりの目安となる「雑節」があります。雑節は、日本の生活に基づいて生まれた日本独自の文化です。
節分は「季節を分ける」という意味を持つ雑節で、「立春・立夏・立秋・立冬の前日」を指します。
本来、節分は1年に4回ありましたが、大晦日にあたる立春の前日だけが重視され、節分の日として定着したそうです。
【旬のさかな】ニシン
【旬のやさい】ふきのとう
【旬のくだもの】金柑(きんかん)
【立春の食ネタ(ニシン)】
別名「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれ、俳句などで春の季語としても登場します。
ニシンの漁獲シーズンは2~3月です。産卵期を控えたニシンが北海道沿岸に集まった所を漁獲します。
産卵を控えたニシンは魚卵や白子を蓄えている他、産卵に備えて身付きも良く栄養も豊富です。
旬のニシンは身にほんのりとした甘みを感じ、上品な味わいが人気で、ぷりぷりした魚卵や白子など余すところなく味わうことができます。
ニシンの卵=「数の子」としても有名ですね。
魚卵の一種と聞けば、コレステロールが多く含まれているといった印象を受けるかも知れませんが、数の子に含まれるコレステロールは、鶏卵の3分の2以下。さらに、イクラなど他の魚卵と比べてもとても少ないのです。
また、青魚に多く含まれるいイメージがあるEPAやDHA。実は数の子のEPA、DHA含有率はサンマやマグロより多いのです。
「数の子」は天然のサプリメントと呼ばれることもあります。