『食育インストラクター養成講座』を受講した際に、テキスト④に『エシカル消費』の記載がありました。
エシカル消費とは、人や社会、地球環境、地域に配慮して作られたモノを購入、消費することです。
私はこの講座でエシカル消費に興味を持ち、現在エシカルな取り組みとして何が出来るか勉強をしています。
先日、動物福祉の観点からエシカル消費を考える講座を受けました。
講座では日本の畜産動物の飼育方法や屠殺方法が、世界と比べて後れている事を知りました。
大量生産・大量消費や食の欧米化により、畜産動物を沢山育てなければならず、
卵を産めるかどうかで鶏を機械で(雄雌)選別したり、ケージに閉じ込めて卵を産ませる機械のように扱ったり、
肉用鶏は本来の3分の1の早さで出荷できるように品種改変されたりと、驚くべき事実を沢山知りました。
よろしければこちらのHPもご覧くださいませ↓
この育て方はどうなの!?と飼育方法を変えるように決まりができたり、
貿易の際もアニマルウェルフェア(動物福祉)を求められるようになった国が増えてきましたが、
日本は他国よりも遅れているという現状です。
それはなぜかというと、日本で飼育された畜産動物は国内で消費され、外国へ輸出する(世界基準に意識する)割合が低い。
そして私たちがそのような飼育をされてきた卵や肉を買っている・食べている事を知らないことに問題があります。
動物福祉を考えてヴィーガンの方も増えてきていますが、
スーパーで売ってある平飼いの卵や地鶏(JAS規格において孵化28日以降は鶏が地面を自由に運動できる平飼いで飼育&1㎡あたり10羽以下の密度で飼育)を購入するというアクションを取ったり、置いていなければ置いてほしいとスーパーへ要望するといったアクションを、私たち消費者が行動することで、企業や生産者の意識が変わり、日本が他国に追いつく事ができるのではないかと思います。
1人の100歩よりも、100人の1歩が大切です
現状に疑問を持ち、1歩踏み出してくださる方が増えたら嬉しいです。