二十四節気(七十二候)と食ネタについてお届けします。
小暑の次候:蓮始開(はすはじめてひらく)
2020年7月12日から7月16日
ハスがゆっくりと蕾をほどき、花を咲かす頃。
ハスという名前は、花の中心部分が蜂の巣に似ているところからハチス (蜂巣)と呼ばれるようになり、そこから更に変化して「ハス」になったのだとか。
また「蓮」という漢字は、ハスの種子が連なるようにしてなることから、草冠に連なるで「蓮」になったとも言われています。
【旬のさかな 】鰈(かれい)
【旬のくだもの】あんず
【旬のやさい】枝豆
【小暑 次候の食ネタ】枝豆
枝豆は大豆を完熟前に、さやつきのまま収穫したもので、豆と野菜の両方の栄養的利点を持った緑黄色野菜です。
他の野菜と比較して、枝豆に多く含まれるビタミンB1とB2は、体内で糖質・脂質・たんぱく質などを分解してエネルギーに変える働きがあります。またその他にも、食物繊維やカルシウム、鉄分など多くの栄養素を含んでいて、夏バテの食欲低下による栄養不足の解消や、疲労回復に効果があります。
枝豆と言えば、夏場にビールやお酒のおつまみにというのが定番ですが… 枝豆には、ビタミンB1、ビタミンC、メチオニン(アミノ酸)が多く含まれており、これらはアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるため、飲み過ぎや二日酔い防止に効果があります。ただ美味しいだけでなく、栄養面や健康面においても理に適っているのですね。