『春分(しゅんぶん)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

2024年3月20日(水)は春分(しゅんぶん)の日
期間は3月20日(水)から4月3日(水)まで。

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として法律で定められた国民の休日です。
暦の上では、2月の立春が春の始まりとされていますが、春分はさらに日が長くなって昼と夜の長さが同じになり、本格的な春の到来です。
また、この時期はお彼岸で先祖を供養する日でもあります。2024年の春のお彼岸は、3月17日(日)が彼岸入り、3月20日(水)の春分の日が中日で、3月23日(日)が彼岸明けとなります。

【旬のさかな 】鱵(さより)
【旬のやさい 】玉葱(たまねぎ)
【旬のくだもの】甘夏(あまなつ)

【春を感じる旬の魚5選】
●桜鯛
3月~5月頃の真鯛は、肌を鮮やかな桜色に輝かせることから『桜鯛』と呼ばれています。桜鯛は、産卵のために栄養を蓄えており、真鯛の中でも脂が乗って美味しいと言われています。
引き締まった旨味のある身は、お刺身やしゃぶしゃぶ、鯛飯、鯛茶漬けなど、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。

●初鰹
鰹の旬は年に2回あり、春も鰹の旬にあたります。
春から初夏にかけて、黒潮にのって太平洋岸を北上する鰹を『初鰹』と呼び、秋の水温の低下に伴い三陸の海から関東へ南下してくる鰹を『戻り鰹』と呼びます。
初鰹は、脂肪が少なくさっぱりとした味わいが特徴です。

●鰆(サワラ)
鰆はその名の通り『春を告げる魚』と言われています。これは、日本で春の時期にたくさん見かけられるためです。
関東ではサゴチ→サワラ、関西ではサゴシ→ヤナギ→サワラと呼び名が変わる出世魚です。淡白な白身魚なので、和風料理だけでなく、洋風、エスニック料理など幅広く利用できます。

●鱵(サヨリ)
長く尖った特徴のある口を持ち、見た目が弓矢のようなサヨリ。放たれた弓矢のごとく水面下を泳ぐサヨリは、春の訪れとともにやってくる、まさに春を感じる魚です。
白身でさっぱりとした味わいが特徴で、魚類には珍しくビタミンCを豊富に含んでいます。高級魚として扱われ、お刺身や天ぷらの他、塩焼きにしても美味しくいただけます。

●鮴(メバル)
春を告げる魚『春告魚(はるつげうお)』と知られているのがメバルです。大きな目が特徴で、大きく張り出した目からメバルと名付けられたと言われています。視力がよく、捕まえるのが難しい魚と言われています。
メバルは、煮付けとして食べられることが多い魚です。

旬の魚は安くて美味しく、栄養価も高いと言われています。春を告げる魚をぜひ味わってみてくださいね。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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