二十四節気の食ネタについてお届けします。
『啓蟄(けいちつ)』
2024年3月5日(火)は啓蟄(けいちつ)の日
期間は3月5(火)から3月19日(火)まで。
啓には「ひらく」、蟄は「土中で冬ごもりしている虫」という意味があり、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ穴から出てくる頃。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなっていき、春の訪れを感じ始めることができるでしょう。
啓蟄の頃に鳴る春雷(しゅんらい)を、「虫出しの雷(かみなり)」、略して「虫出し」などといいます。
この雷の音にびっくりして、虫たちが飛び出してくるとも伝えられています。
【旬のさかな 】鰆(さわら)
【旬のやさい】わらび
【旬のくだもの】イチゴ
【鰆(さわら)食ネタ】
鰆は漢字にも「春」が使われているように、古くから「春告げ魚」と呼ばれていました。出世魚で体長70cmを超えるものが鰆です。
一般的に魚は頭の方がおいしいといわれていますが、サワラは尻尾に近い方がおいしいそうです。
【鰆(さわら)の栄養素】
●DHA(ドコサヘキサエン酸)
体にとって必要不可欠な「必須脂肪酸」の1つであるDHA。脳や神経の機能を活性化させるほか、血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きもします。
●EPA(エイコサペンタエン酸)
血液をサラサラにし、生活習慣病の予防・改善に効果を発揮します。また、血栓ができるのを防いでくれます。
●カリウム
ナトリウムの排出を促す働きがあるため、高血圧の予防やむくみの解消に効果が期待できます。
啓蟄は、本格的な春(春分)を迎える直前の季節です。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時季でもあるので、旬の食材を使ったお料理で体調を整え、新しい季節を迎えましょう!