二十四節気の食ネタについてお届けします。
2023年6月21日(水)は夏至(げし)の日
期間は6月21日(水)から7月6日(木)まで。
夏至は「夏に至る」という表記通り、これから夏に向かうことを示します。
日本を含む北半球では太陽の南中高度が最も高くなり、太陽のパワーが強くなる日でもあります。また、昼の時間(日の出から日の入りまで)が一年のなかで最も長い日となります。
【旬のさかな 】タコ
【旬のやさい 】冬瓜(とうがん)
【旬のくだもの】無花果(いちじく)
☆夏至の食べ物は地域ごとに風習がある☆
夏至には、地域ごとに『関西ではタコ』『福井では焼き鯖』『愛知県の一部の地域では無花果に田楽みそをのせて食べる』『京都では水無月と呼ばれる和菓子』など、「夏至に食べるとよい」とされている食の風習があります。
【夏至のおすすめ食材①】タコ
タコには、疲労回復や動脈硬化予防となるタウリンや体内でエネルギーを作りだしてくれる亜鉛が豊富に含まれています。
その他、肌の細胞を活性化させるビタミンEなどたくさんの栄養を含むため、少しずつ暑くなって疲れがたまりやすいこの時期にぴったりです。
【夏至のおすすめ食材②】鯖(さば)
鯖に含まれる豊富な脂質は、たんぱく質を補う役割をし体力をつける働きがあります。
また、口内炎や口角炎の予防・改善に役立つビタミンB2、悪性貧血の予防や肩こりの解消に効果のあるビタミンB12、カルシウムの吸収を助け骨粗鬆症の予防に役立つビタミンDなど、ビタミン群が豊富に含まれていることも鯖の特徴です。
とくにビタミンB群は、糖質や脂質の代謝を進め、疲労回復や細胞再生に効果を発揮します。
夏至の時期は栄養豊富な旬の食べ物で、これから迎える暑い夏を乗り切りましょう。