二十四節気の食ネタについてお届けします。
2023年5月21日(日)は小満(しょうまん)の日
期間は5月21日(日)から6月5日(月)まで。
小満は、日の光がいっそうと強まり、万物が成長し、天地に満ち始める時期のことです。
ぐずつく空模様が続く『走り梅雨』
走り梅雨は「梅雨の走り」とも言い、本格的な梅雨を目前にしながら、先走るようにぐずつく天候のことをさします。明けると晴れた日が続き、その後に本格的な梅雨がやってきます。
【旬のさかな 】アジ
【旬のやさい 】らっきょう
【旬のくだもの】びわ
【小満のおすすめ食材】びわ
びわの食べごろは、5月~6月ごろとあっという間に旬が過ぎてしまう季節感の強い果物です。
傷みやすいことから高級果物として珍重されていますが、コンポートやジャムにすれば長く楽しむこともできます。
また、びわの葉は乾燥させて「びわ茶」にして飲まれたり、直接患部に貼るなど生薬として利用されています。
びわには、βカロテンが豊富に含まれています。その栄養素の含有の割合は果物の中ではトップクラスとも言われています。
βカロテンは、ニンジンやかぼちゃに多く含まれていて、体内でビタミンAに変わり、髪や肌を健やかに保ち、喉や肺などの呼吸器を守る働きがあります。
その他に、余分なナトリウムを排出してくれるカリウムや、疲労回復に良いといわれるビタミンB、クエン酸、貧血を防ぐのに必要な鉄分、抗酸化作用のあるポリフェノール、美肌や免疫力をアップしてくれるビタミンCなどが含まれています。
バランス良く栄養が詰まっているびわは、古くから健康果実として利用されてきました。