二十四節気と食ネタについてお届けします。
『春分(しゅんぶん)』
2022年3月21日(月)は春分(しゅんぶん)の日
期間は3月21日(月)から4月4日(月)まで。
昭和23年に「国民の祝日に関する法律」が制定され、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として国民の祝日の一つとなりました。
春分の日とその前後3日を「春の彼岸」といいます。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もある通り、この頃には寒さがゆるみ過ごしやすくなっていきます。
【旬のさかな 】真鯛
【旬のやさい】アスパラガス
【旬のくだもの】はっさく
【「ぼた餅」と「おはぎ」の違い】
春分の日にお供えする「ぼた餅」。(秋は「おはぎ」)
「ぼた餅」と「おはぎ」の原材料となる小豆は、秋に収穫されるものです。収穫したての小豆は皮ごと使えるため、おはぎは粒あんで作られていました。春になると秋に収穫した小豆の皮はかたくなるため使われません。よって、ぼた餅のあんは、皮を使わないこしあんになったのです。そして、春の牡丹に見立てたのが「ぼた餅」、秋の萩に見立てたのが「おはぎ」と呼ばれています。(地域により様々です)
しかし、今では小豆を春秋関係がなく収穫できるようになったため、ぼた餅とおはぎに関わらず、あんの種類は好みに合わせて使用されています。
【世界各地の春分】
春分の日は、北半球が春、南半球が秋で、北半球ではこの日を境に陽が長くなり、秋分の日はこの逆になります。ヨーロッパでは春分の日を境に春の始まりとする地域が多いです。
復活祭(イースター)は春分後、最初の満月のあとの日曜日に行われます。
ペルシャ語で元旦(新しい日)を意味するノルワーズは、春分の日に行われる祝いの祭事でイランなど中央アジアを中心に幅広い地域で行われている祝いの行事です。
世界的に見ても、春分の日を境に春を寿ぐ祭りや行事を開催する地域が多くあります。春を迎える喜びは、全世界共通ですね♪