二十四節気と食ネタについてお届けします。
『雨水(うすい)』
2022年2月19日(土)は雨水(うすい)の日
期間は2月19日(土)から3月5日(土)まで。
読み方は、「あまみず」と読んでしまいそうですが、「うすい」と読みます。
暖かい陽気になって、空から降るものが雪から雨に変わり、雪や氷が溶けて水になっていく季節と言う意味があります。
雛人形の飾り付けをこの日に飾ると良縁に恵まれるといわれています。
寒い日が3日くらい続くと、その後に暖かい日が4日くらい続く、「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉も雨水の時季から使われます。
寒暖が繰り返される為、体調を崩し風邪をひきやすい時節でもあります。
栄養が豊富な春の恵みをいただき、体調を整えましょう!
【旬のさかな 】トビウオ
【旬のやさい】春キャベツ、菜の花、からし菜
【旬のくだもの】いよかん
【雨水の食ネタ】
旬のやさいとしても紹介した「からし菜」について少し紹介したいと思います。
からし菜はアブラナ科アブラナ属に分類され、漢字では「辛子菜」と表す葉野菜です。同じアブラナ属の野菜には、白菜、キャベツ、ブロッコリー、チンゲン菜などがあります。葉が濃い緑色で、切れ込みがあり、ほどよい辛味があり、野菜として茎や葉を食用とし、主に漬け物やおひたしなどに使われます。また、種子はオリエンタルマスタードともいい、おでんなどに添えられる「和からし」は、このからし菜の種子から作られています。
辛み成分であるアリルイソチオシアネートが含まれています。アリルイソチオシアネートには、唾液の分泌を促して食欲を増進したり、消化液の分泌も促すため消化吸収を助けます。アリルイソチオシアネートには抗菌作用があるので食中毒の予防も期待できます。そして、野菜類の中で葉酸を最も多く含んでいることも特徴的です。葉酸は、赤血球やヘモグロビンの合成を助ける働きをするため、貧血を予防する効果があり、DNAの合成や調整にも関与するため、細胞分裂が盛んな胎児や妊娠前後の女性、授乳中の女性には特に大切な栄養です。
からし菜の選び方としては緑色が濃く、みずみずしさとハリのあるきれいな葉、太すぎない茎のものが新鮮でおいしいからし菜です。黄色っぽい葉が混じっていたり茎が太すぎたりするものは、鮮度が落ちているか育ちすぎて食感が固くなっている可能性があるため、避けるようにしましょう。