庭のクロフサスグリでカシスジャムを作る【racssの菜園ごはん】


~北海道の家庭菜園から~
小さな庭の畑で野菜やハーブ、果樹を育てています。
庭のクロフサスグリ(カシス)が収穫できました。

クロフサスグリとは


クロフサスグリとは、英名「ブラックカラント」、仏名「カシス」と呼ばれるスグリ科スグリ属の小果樹です。
スグリ類は北海道の涼しい気候にあっているらしく、クロフサスグリも庭の日当たりのよい場所に移したところよく茂るようになりました。

何度か移植して育てている我が家のクロフサスグリの記録はこちら▼
「カシスの栽培場所と移植のコツ」(racssblog)

クロフサスグリは他のスグリと違ってトゲがないし、食べる時気になる種もありません。
害虫もアブラムシくらいで特にこないし、小鳥に実が狙われることもありません。
とても家庭菜園向きの果樹なんです。

黒い実を収穫


今年は豊作です。クロフサスグリの実は、はじめは緑ですが徐々に赤くなり、そのあと真っ黒になって熟します。
黒くなった実から収穫。この実は大きいものでも直径1センチちょっと、ブルーベリーより一回り小さいサイズです。だから採るのがけっこう大変・・・。

黒い実はそのまま食べるとほのかに甘いですが、ブルーベリーのようなジューシーさや甘さが足りません。
ところがこの実、加熱すると途端に素晴らしい色と香りになってくれます。

電子レンジでジャムに


集めた黒い実の重さを量り、砂糖を加えます。私は重さの6割くらいの砂糖を入れています。

砂糖をまぶしたら、そのまま電子レンジ500wで加熱。
約5分でトロトロのソース状になります。
これでカシスソースのできあがり!とっても簡単でしょ。

カシスはペクチンがたくさん入っているので、冷やすとしっかりしたジャムになります。

パンケーキに


カシスソースは熱々のパンケーキにぴったりです。爽やかな酸味と濃い香り、ブルーベリーよりもしっかりした味というか野性的な味で個性があります。
クリームチーズやサワークリームともよく合うんですよ。

頑張って実を摘んでよかったなあ!

カシスはアントシアニンが豊富。ブルーベリーの2倍の抗酸化力があるとも言われ、目のピント力向上にもいいんだって。
たくさんとれたカシスの実は、冷凍しておくと好きなときにジャムにできます。
暑い日には炭酸水で割ってカシスソーダに、ビールに加えてカシスビールにといった楽しみ方も。

7月ももう終わり、何度かにわけて採っているカシスの最後の収穫も済ませました。
また来年、よろしくね。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター2級、調理師
好きな料理、食べ物:すいか、ハーブ、ラタトゥイユ
ハーブや野菜づくりにはまり中。美味しい菜園コラムをお届け!
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コメント(2)

  1. 大牧健二さん

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    2022年8月2日

    racさん、こんにちは♪
    ジャムになったクロフサスグリの実、とても色が綺麗で食欲をそそります(^^)
    暑い夏の日、ビールや酎ハイのアクセントにも良いですね(笑)
    収穫の夏!暑さに負けず家庭菜園楽しんでください♪

    1. rac (racss)さん

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      2022年8月2日

      こんにちは!ありがとうございます。
      北海道も暑くなってきました。
      実は写真一枚目のクロフサスグリの実、中央の1つがしわしわになっているのは、最近の暑さで乾いてしまったんです(汗)
      勝手にドライカシスです。(でもあまりおいしくはなかった)
      やっぱり加熱しないとカシスの良さが出ないですね。