春はもう少し:瓶詰めルバーブジャムを楽しむ【racssの菜園ごはん】


~北海道の家庭菜園から~
小さな庭の畑で野菜やハーブ、果樹を育てています。

全国から桜の便りを聞く3月下旬というのに、今年の我が家の庭はまだ雪の中です。
こちらはただ今のベランダから。
例年、3月下旬とも慣れば雪がかなりなくなり、庭の土が見えてくるころなのですが、今シーズンは積雪量が多かったので雪解けが遅い。
春の訪れにはもう少しかかりそうなのです。

そこで、今日は家庭菜園から収穫物のない時期の楽しみのひとつ、瓶詰めのルバーブジャムをご紹介します。

自家製ルバーブジャム


こちらがルバーブジャムです。甘酸っぱくて食物繊維やカリウムの摂取にもなるので、女性にはとてもおすすめのジャムですよ。
我が家では秋に収穫した分を瓶詰めにし、冬から春にかけて少しずついただきます。

生育中のルバーブ

昨年5月末、生育中のルバーブ


うちの小さな菜園で毎年豊作のルバーブ。シベリア原産なので涼しい地域でよく育つタデ科の植物です。ハーブに分類されていますが、ほぼジャムのための植物と言っていいんじゃないかな。
ルバーブはりんごにも似た酸味がさわやか、短時間煮るだけですぐに煮崩れるので、ジャムにするのは簡単です。
大きめにカットしてケーキやパイに包んで焼いたり、じわっと加熱して形を残したシロップ煮にすることもあります。

ルバーブジャムの色を赤くしたい

収穫したルバーブ


この写真は収穫したところ。ルバーブは茎だけが食用です。
大株なので年に4,5回収穫でき、たっぷりジャムを作ることができます。

ただ、困ることがひとつあるんです。
それは色のこと。
うちのルバーブは根本のほうが赤色、だいたい7割は緑色。この茎でジャムを作ると、色がきれいではないんですよね。

ジャムと言えば「いちごジャム」をイメージするせいなのか、それとも昔見た海外の料理本に出ていた真っ赤なルバーブジャムの印象が強いからなのか、やはりわたしは赤いルバーブジャムにあこがれてしまいます。

もちろん茎全体が赤いルバーブもあります。国内では長野の名産品。県外持ち出し禁止とのことで、株分けなどはできません。
赤いルバーブが載ったパッケージの種から自分で育てようとしても、個体差が激しい上にかなりの部分が生育環境に左右されるようで、他の地域で安定して真っ赤なルバーブを育てるのはなかなか難しいようです。

それで我が家のルバーブジャムはいつも赤い色のつく食材とのミックスジャム。
ブルーベリーやイチゴ、ワイン、ビーツなど、いろいろ試していますが、それぞれ風味が変わっておもしろい。
7月になれば、庭のカシス(クロフサスグリ)の実が熟してくるので、カシスで色付けができます。カシスも冷涼な気候を好むため、北海道では育てやすい小果樹です。


カシスを入れてざく切りにしたルバーブの茎を煮込んでいるところ。


赤紫色に染まったジャムができあがりです。ヨーグルトにもよく合うんですよ。

****
今週開けた瓶詰めルバーブジャムがなくなるころ、きっと庭の雪もほとんどなくなっているはず。
そうしたらいよいよ今年の家庭菜園スタートも見えてきますね。
菜園計画をノートに書き出してニヤニヤしている今日このごろなのでした。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター2級、調理師
好きな料理、食べ物:すいか、ハーブ、ラタトゥイユ
ハーブや野菜づくりにはまり中。美味しい菜園コラムをお届け!
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コメント(2)

  1. 大牧健二さん

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    2022年4月4日

    racさん、こんにちは♪
    残雪の迫力!積雪量の多さを物語ってますね!
    「ルバーブジャム」美味しいですよね♪
    キレイな赤色にクセになる甘酸っぱさ(^_^)
    いつか自分で作ろうと、入れ物の瓶だけたまっています(汗)

    1. racさん

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      2022年5月1日

      こんにちは!
      ルバーブジャム、美味しいですね。
      なぜか我が家の男性には不評なのですが・・・釣り餌を思い出すなんてひどいことを言われています 笑
      たしかにね・・・繊維がね・・・。でもめげずに毎年大量生産しています^^