~北海道の家庭菜園から~
小さな庭の畑で野菜やハーブ、果樹を育てています。
タイムを収穫しました。
ハーブの力を実感
香草(ハーブ)の中でいろいろな料理に使いやすいのがタイム。特にお魚料理と合わせると、爽やかな香りが臭みを消してくれるハーブです。
タイムの防腐作用、殺菌作用もよく知られていますね。
わたし、魚がきらいでした。
魚好きの父のために母が作る、「さかなのおつゆ」のせいです。
魚が骨ごと入っていていいお出汁が出ているのですが、お出汁の味より先に「さかなのにおい」がどーんと。
魚好きの人にはその匂いもまるごと美味しく感じられるのですよね。しかし、小さなわたしにはとっても苦手な匂いだったのです。
ところが大きくなり鮮魚を扱う店で働くようになったわたし、賄いで出されるアラ汁が大好きになりました。
だって全然嫌な匂いがしない。
魚の頭も骨も肝も、きちんと掃除をして(血合いや筋をとりきれいにすること)湯引き(表面を熱湯で流す)をしてから調理すると、立派な美味しい食材になります。
そしてなんと言っても一緒に入れる和のハーブ、生姜がいい仕事をします。
料理の際に使う、ほんのちょっとの香味野菜、ハーブのちからはすごいもの。
臭みを消し、脂っこさをなくし、爽やかな香りと少しの刺激で食材の味を何倍にも膨らませます。
家庭のお料理にも積極的に使いたいものです。
我が家のタイムも元気に茂ってきました。
タイムはスープにひと枝入れてもいいし、焼き魚の振り塩に少し混ぜるのも風味アップでいい感じ。魚が美味しく食べられます。
フライの衣に混ぜるのが一番好きかな。
今日はたくさん収穫したので、保存用にドライにするつもりです。
大牧健二さん
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racさん、こんにちは♪
「さかなのおつゆ」のせい…(笑)
食べ物の記憶って面白いですよね(^.^)
そして、ちょっとした一手間で劇的に味の変化があることも、
お料理の楽しさですよね!
racさん
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こんにちは、コメントありがとうございます。
ほんとに味わいは記憶とも香りとも関係していて不思議ですよね。
魚嫌いを克服、和食に目覚めた時期のエピソードでした。
これからもハーブの力を借りて美味しい経験を積んでいきたいと思うこのごろです。