二十四節気と食ネタについてお届けします。
2021年11月7日(日)は立冬(りっとう)の日
期間は11月7日(日)から11月21日(日)
立冬には、「はじめて冬の気配が現れてくる日」という意味があります。
秋も終わりに近づき、だんだんと冬らしく寒くなっていく時節です。
【旬のさかな 】牡蠣
【旬のくだもの】西洋なし
【旬のやさい】人参
【立冬の食ネタ】牡蠣
生食はもちろんのこと、カキフライや炊き込み御飯など、牡蠣の美味しい季節になりましたね。
今回は、そんな牡蠣のちょっと意外な豆知識についてご紹介します。
★牡蠣が美味しい旬の時期
牡蠣といえば、冬の味覚というイメージがあるかもしれませんが、実は牡蠣は種類によって旬の時期が異なるのだそうです。
日本で主に食用とされている牡蠣には「真牡蠣」と「岩牡蠣」がありますが、それぞれの特徴について簡単に比較してみました。
①寒い冬が旬の「真牡蠣(まがき)」
旬:冬(10月~4月ごろ)
生息地:主に太平洋側。
真牡蠣は殆どが養殖もので、身はやや小ぶり。
クリーミーでまろやかな味わいが特徴です。
真牡蠣の産卵時期は夏場ですが、産卵は一度に大量に行われるため、産卵直後は栄養が抜けて味が落ちてしまいます。そのため、真牡蠣が一番栄養を蓄えていて美味しい旬の時期は、産卵前の晩秋から翌年の春先までとなります。
※真牡蠣には、品種改良してできた「三倍体マガキ」もあり、こちらは産卵しないように改良されているため、夏でも大粒で旨味成分たっぷりの牡蠣を味わうことができます。
②暑い夏が旬の「岩牡蠣(いわがき)」
旬:夏(6月~9月頃)
生息地:主に日本海側、瀬戸内海近辺。
岩牡蠣は、大半が素潜りで獲られる天然もの。
殻と身が大きくて、ジューシーな味わいが特徴です。
岩牡蠣の産卵時期も夏場ですが、数ヶ月間にわたってゆっくりと産卵します。
そのため、夏の間も栄養十分な状態が続き、ぷっくりと太って旨味が詰まった旬の岩牡蠣を楽しむことがます。
※岩牡蠣は、冬場は素潜り漁ができなくなり、また禁漁期間になるため、市場に出回らなくなります。
★牡蠣の「生食用」と「加熱用」の違い
牡蠣には「生食用」と「加熱用」がありますが、その違いは鮮度の差ではなく、牡蠣が獲れる海域にあります。
「生食用」は、保健所が定めた水質基準をクリアした指定海域で獲れた牡蠣です。出荷前には滅菌処理がされるため、生でも安全に食べることができます。
一方、「加熱用」は特に水質の基準などがないため、栄養分の豊富な海域で養殖されることが多くなっています。生食用と比べて大粒で食感もプリプリしていて、味が濃厚なのが特徴。
ただし、加熱用牡蠣には食中毒を引き起こすウイルスや菌が潜んでいる危険性があるため、必ず中心部を85~90℃で90秒以上しっかり加熱する必要があります。
★「海のミルク」牡蠣の主な栄養と効能
乳白色でクリーミーな味わいなことに加え、様々な栄養がバランス良く含まれていることから「海のミルク」と呼ばれる牡蠣。
特に亜鉛の含有量はあらゆる食品の中でもトップクラス。その他にタウリンやビタミンB12、鉄や銅なども豊富に含まれています。
亜鉛・・・・・・・・味覚低下の防止・免疫力UP
タウリン・・・・・・肝機能の改善・血中コレステロール値の上昇を抑え脂肪の消化吸収を促進
グリコーゲン・・・・疲労回復・体力増強
鉄・銅・・・・・・・貧血予防
ビタミンB12 ・・・・神経や血液細胞の健康維持
ビタミンB1、2 ・・・皮膚と粘膜の健康維持
牡蠣に含まれる亜鉛や鉄は、レモン(ビタミンC)と一緒に食べることによって体内への吸収率がUPします。
大牧健二さん
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小沢直史さん、こんにちは♪
スーパーや百貨店、飲食店でも「牡蠣」の文字を多く目にするようになりましたね!
冬の訪れと共に美味しい便りがまた届いてしまいました(笑)
種類や食べ方も人それぞれ楽しめるのがいいですね(^.^)
僕はカキフライが好きです♪
小沢直史さん
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大牧健二さん、こんにちは♪
コメントをいただきありがとうございます。
牡蠣は、和洋中とどんな料理でも美味しく楽しむことができますね。
カキフライには、粒が大きくて、栄養も旨みもたっぷりの「加熱用カキ」がオススメです!