『立夏(りっか)』

二十四節気と食ネタについてお届けします。

『立夏(りっか)』
2021年5月5日(水)は立夏(りっか)の日
期間は5月5日(水)から5月20日(木)まで。

「立」と言う字は、新しい季節の始まりという意味があり、立夏には「夏の始まりの日」という意味があります。立夏は春分と夏至のちょうど中間にあたり、立夏から立秋の前日までが夏季になります。

5月5日は端午の節句
菖蒲の節句とも呼ばれ、無病息災を願い「菖蒲湯」に入るという風習があります。
コロナの影響で菖蒲が手に入りにくい場合は、菖蒲のかわりにスーパーなどでも手に入る「よもぎ」「よもぎ粉」を使ったよもぎ湯もオススメです。

[菖蒲湯・よもぎ湯の主な効果・効能]
①腰痛や神経痛の緩和
②血行促進
③肩こりの改善
④保湿効果
⑤リラックス効果

【旬のさかな 】金目鯛
【旬のやさい】新じゃがいも
【旬のくだもの】いちご

【立夏の時季の食ネタ】
端午の節句にまつわる食べ物といえば、「柏餅」と「粽(ちまき)」が有名です。

柏餅を食べる風習は、江戸時代の頃より始まったのだとか。
柏の木は新芽が出るまで古い葉が落ちずに残ることから、跡継ぎが途絶えない縁起の良い物として食べられるようになりました。

いっぽうの粽(ちまき)は、奈良~平安時代の頃に中国から伝わったとされています。
古くは茅(チガヤ)の葉で餅を巻いたところから「ちまき」と呼ばれるようになったのだそうです。

東日本は柏餅、西日本は粽(ちまき)が主流のようですが、両方とも香り高い葉で餅を巻くというところは一緒です。食品の長期保存が難しかった時代、殺菌・保湿の効果がある葉っぱに包むことで保存性を高めていたのですね。

その他にも、端午の節句に食べられている伝統菓子は日本各地に様々あり、餡子の種類や形状など千差万別です。
・南九州地方「あくまき」
・北海道・東北地方「べこ餅」
・長野県木曽地方「朴葉(ほおば)巻き」
・長崎県「鯉菓子」
などがあります。

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コメント(2)

  1. 大牧健二さん

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    2021年5月5日

    小沢さん、こんにちは♪
    端午の節句の「柏餅」は江戸時代から続く風習なんですね!
    『食と文化』まだまだ知らないことばかりです(汗)
    今日はどこで「柏餅」を買おうかな〜♪

    1. 小沢直史さん

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      2021年5月5日

      大牧さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます!
      柏餅といえば、小豆餡(つぶあん・こしあん)や味噌餡がお馴染みですが、
      江戸時代の初め頃は砂糖はまだ貴重品だった為、塩餡の柏餅だったそうですよ。
      柏餅の葉には、子供たちの健康を願う昔の人の思いが込められていたんですね。