秋分の末候『水始涸(みずはじめてかるる)』

二十四節気(七十二候)と食ネタについてお届けします。

秋分の末候『水始涸(みずはじめてかるる)』
2020年10月3日(土)から10月7日(水)

田の水を落として、稲穂の刈り入れを始める頃。
黄金に色づいた稲穂が輝き風でなびくこの頃の眺めは、日本ならではの美しい情景です。

【旬のやさい】椎茸
【旬のくだもの】すもも
【旬のさかな 】鯖(サバ)

【秋分 末候の食ネタ】鯖(サバ)
青魚の代表格ともいえる『鯖(サバ) 』
日本で一般に流通しているサバには、『真サバ』と『胡麻サバ』、ノルウェーなどから輸入されている『太平洋サバ』があります。

その中でも秋に脂が最ものっていて美味しいといわれるのが『真サバ』です。
背の部分に少し緑がかった濃い色で迷路のような唐草模様があり、模様の境目から下の腹の部分が真っ白なのが特徴です。

『真サバ』は、『胡麻サバ』と区別をする為に、『平サバ』や『本サバ』と呼ばれることもあります。

サバは脂質がきわめて豊富な青魚で、「EPA(エイコサペンタエン酸)」や「DHA(ドコサヘキサエン酸)」の含有量は青魚の中でも群を抜いています。
これらは悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあり、動脈硬化の予防や改善、高血圧などの生活習慣病に効果があるとされています。

その他にも、貧血の予防や肩こりの解消に効果があるといわれている「ビタミンB12」や、カルシウムの吸収をサポートし、骨や歯の発育に欠かせない「ビタミンD」など、健康のために必要な栄養素がたくさん含まれています。

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