秋分の初候『雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)』

秋分の初候『雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)』
2020年9月22日(火)から9月27日(日)

夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃。
秋の空には、鰯雲(いわしぐも)・鯖雲(さばぐも)・鱗雲(うろこぐも)が広がる姿も見られ、空が高く感じられるようになります。

暦のうえでは立秋から立冬の前日までが秋で、秋分の日(9月22日:秋のお彼岸)はその中間にあたります。秋分の日には昼と夜の長さがほぼ同じになり(厳密には昼が若干長い)、それ以降は秋の夜長に向かいます。厳しかった残暑に目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。

【旬のさかな 】鰯(いわし)
【旬のくだもの】かりん
【旬のやさい】舞茸

【秋分 初侯の食ネタ】舞茸
ミズナラ、ブナ、シイなどの根元に自生し、香り高い風味と歯応え、独特の重なり合った形状が特徴的な「舞茸」

名前の由来は、その姿形が着物の裾をひるがえし舞うように見えたから、あるいは天然のまいたけは希少で見つけたら喜びのあまり舞い上がってしまうからなど諸説あるそうです。

人口栽培が普及し年中食べれるようになりましたが、本来天然の舞茸は秋が旬。
天然ものはほとんど市場にでないため、今でも『幻のきのこ』と呼ばれてるのだとか。

舞茸の栄養素で注目されているのが「βグルカン」という不溶性食物繊維で、免疫力をアップさせたり、血圧・血糖値・コレステロールの低下、アレルギー予防などに効果があるとされています。
きのこに多く含まれる成分として有名ですが、その中でも舞茸の含有量はトップクラスで、効力が群を抜いて強いといわれています。
その他、カルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にするビタミンD、ナイアシンなどのビタミンB群と亜鉛が豊富に含まれるています。

舞茸を選ぶ際のポイント!
★ 濃い茶褐色で光沢があるもの
★ カサが肉厚で密集しているもの
★軸が硬くしまり、ピンとしているもの

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