埼玉県立鴻巣女子高等学校は全国公立高校唯一の保育科、埼玉県内唯一の家政科学科、そして普通科の三つの科を設置する、地域に根ざした素敵な高校でした!

こんにちは。

編集長の松林です。

今回は全国公立高校の中で唯一、保育科を設置する埼玉県立鴻巣女子高等学校をご紹介します。

全国公立高校唯一の保育科、埼玉県内唯一の家政科学科、そして普通科の三つの科を設置し、平成27年に創立50周年を迎えた伝統ある女子高校です。地域の様々なイベントに参加したり、学校が企画した取り組みに地域の方々を招待したり、地元の商店との商品開発、子育て支援企画が既に根付いている高校として全国から注目されています。

保育科・家政科学科では、家庭に関する各分野のスペシャリストを育成するため、特色ある教育活動を展開しています。文化祭恒例の「こどものくに」や「ファッションショー」には毎年大行列が出来るそう。

鴻巣市と「連携協力に関する包括協定」

地域とともに成長できる学校であることを願って・・・

鴻巣女子高等学校は鴻巣市と「連携協力に関する包括協定」を締結しています。県立学校と市がこのように包括連携を結ぶのは、とても珍しい事例ではないかと思います。様々な分野で「学校」と行政が相互に協力し、それぞれの資源の相互活用や人的交流をさらに進めようとするものです。地域の方々からご支援ご協力いただきながら学校教育を充実させるとともに、生徒たちの若く明るいパワーで、地域を一層元気にさせる、地域活性に大変力を入れています。

それでは、学校の地域連携の取組みを1つご紹介させていただきます。

「ひなキッズ プロジェクト」

保育科生徒が考えた子育て支援企画で、地域の幼児を子育て中のご家庭に参加していただき、お子さんは、本校生徒が預かり、その間に保護者の方にはワークショップで楽しみ、くつろいでいただこうとするものです。第2回目の企画では、保護者の皆様に和菓子づくりのワークショップを体験していただきました。生徒は日頃の学習成果を活かして、手遊びやゲーム、子どもと一緒に楽器演奏を行いました。

ワークショップでは地元の和菓子屋「もみじや」さんにプロのお菓子づくりを御指導いただきました。

折り紙、お絵かき、手遊び、紙芝居、じゃんけん列車・・・
楽しい時間はあっという間!

最後は、子供たちがつくったカードを保護者の方にプレゼント。

そして、保護者の方がワークショップをされている間に練習した子供たちによる「ちょうちょ」の演奏まで。保護者の皆様たちのうれしそうな顔をみて、子供たちも生徒たちも大喜びでした。

参加した方からは「お姉さん先生と遊んで楽しかった。」「少しの間、ゆっくりできました」など、ご感想がありました。

来月9月の文化祭には食めぐも取材でお伺いする予定です。今後「食育」を通じて、鴻巣女子高等学校の「未来の保育士さん」の教育に携わっていけたら大変嬉しく思います。
職業:パパさん
資格:東京農業大学 食農教育研究室 メディアアドバイザー
好きな料理、食べ物:ステーキ・お肉なら何でも大好き!
休みは20kmラン!銭湯に行って焼酎ハイボールを飲むのが日課
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コメント(2)

  1. まつかさん

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    2019年9月10日

    全国の公立高校で唯一の保育科というのに驚きですし、
    逆に1校しかないことにも驚きです!
    (私の地元にも保育科を有する高校はありますが、たしかにそこは私立でした)

    生徒さんが考えた子育て支援企画の取り組みはとても素敵ですね☆
    将来の保育士を目指す生徒さんの勉強になり、子ども達はもちろん楽しいでしょうし、親御さんは普段できない経験をし、和菓子屋さんは自分たちの宣伝に結びついていく

    すべての方にwinの企画だと思います。

    まだ2回目とのことですが、こういった活動がもっと定番化してくると面白そうですね♪

  2. 金子典世さん

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    2019年9月10日

    私自身、埼玉県出身ですが公立高校での唯一の保育科というのは知りませんでした。
    地域の方と寄り添った取り組みがというのも大きなポイントですね。
    高校の頃から将来の保育士という夢に向かって勉学に励む、、素敵です!!!